大学卒業当時、「卒業設計」という課題があり、
これに合格しないと卒業できませんでした。
テーマを「創る街」に決めました。
テーマ選定時に先生とのミーティングがありましたが、
その時点では具体的な案が出ず、希望を文章化した報告で終わりました。
先生から、その内容を図面化するように指導があり、
そこからが大変な作業でしたが楽しい時間でもありました。
この「創る街」が、現在の弊社の住宅創りの基本となっています。
「創る街」の基本的な考え方は、人は一人では生きて行けないので、
みんなが助け合って仲良く生活することでした。
周りは木々に囲まれ、ベンチを造り周辺の人達が集まり会話を楽しむ。
住まいにあっては、家族が語り合う空間を作り、
家族の成長と共に可変的な住まいを主題にしました。
(私の当時の家庭は裕福とは言えない暗い環境でした。
この環境を脱皮したいという願いを込めました。)
その後、就職していろんな建物の設計を一生懸命しましたが、
心の中に「創る街」のイメージは残り続けました。
心機一転して独立を決意。
ぜひ「創る街」を実行しようと考え起業し、
現在の会社の考え方を「創る街」にしました。
若い時に「夢」を持って実行しろとよく言われたものでした。
考え方はその人の体験、生まれ育ちによると言われますが、
全くその通りだと思います。
私の場合は、明日の生活の為、
短期的な考え方でしか物事を見れませんでしたが、
幸いにしてこんな私でも卒業当時の「夢」を実現しつつあります。
大変楽しいことです。
人の成長を願うには、私たちは、明日のことでなく、
各人の長期的な「夢」の実現のために努力することだと考えています。
(弊社で毎月発行していますニュースレター17号より抜粋)
[2009年11月02日] 社長