変形地 2024.02.13
独立した空間が楽しい地下室のあるお家

設計士からみたワンポイントアドバイス
【室内にいながら自然と同化する】
視線が正面の桜の木に届くように設計したリビングの出窓。
リビングはもちろん、キッチンに立っていても、桜の木がすぐそこにあります。
春期は、満開の桜がそれは見事にピンク色に染まり、やがて新緑の季節になり、
秋期は赤く紅葉した木々が美しく、冬期は、葉を落とした桜の枝を抜けて
太陽の陽射しを室内に受け、自然を間近に感じながら暮らす楽しさは格別です。
ご夫婦とお子さんが1人の3人家族のお住まいです。ご主人はこの町で育った方で、住み慣れた地元で住まいを持ちたいという想いがあり、モデルハウスを見学していただいて、この場所をすぐに気に入っていただきました。 この敷地は傾斜地のため、それを活かして地下室を設け、周辺の眺望を室内に取り込み、大変楽しい住まいになりました。 お子さんが歩くようになる前にお引渡しが済み、新しい住まいでのびのびと楽しい暮らしが始まりました。
建築前の敷地の様子
高台にある北垂れの敷地です。
35坪の敷地をずっと眺めながら、暮らしを楽しくさせるヒントを見つけました。
この写真ではわかりませんが、西隣の敷地に桜の木立があります。家に居ながら花見ができるよう、リビングの西側の窓を出窓にし、傾斜地を利用して地下室もプランニングしました。
眺望を楽しむ特等席
敷地の西隣りにある名古屋市の施設には、
桜の木がたくさんあり、
その桜の木を借景に、出窓のあるリビングを設けました。
お花見の時期は、この出窓が特等席。
座ってお茶ができる最高のスペースです。
独立した空間になった地下室
玄関横の階段を下りると、6帖の広さの地下室へ。
独立した空間になっているため、
趣味の部屋、書斎、打ち合わせスペース、
子ども室、トレーニングルームなど、
いろいろ使い勝手の良さそうなスペースです。
階段室にも小物をレイアウト
階段室の壁に、小物を飾るニッチを設けました。
お気に入りの写真、大好きな小物、観葉植物など、
季節に合わせていろいろ飾ると…、
階段を上がり下がりする時の楽しみが増えます。